オタクの妄言記録

アイドルが好きなおたくが思ったことを勝手気ままに記します

SNS運用について見直そうよって話

3月27日に更新のジャにのちゃんねる#112。動画の内容はなんてことない楽しいドライブ企画ですが、その概要欄を読んで少し思ったことがあったので久しぶりにこのブログを更新します。

 

知らない方のために経緯を簡潔に伝えると、

➀3月26日放送のオールスター感謝祭二宮和也がアーチェリー企画に参加

➁コメントを求められた向井康ニが「外すと思います」と発言

③その発言を先輩に失礼だと批判したファンがいた

④それを受けて二宮がジャにの概要欄にてファンに釘を刺す

 なお、向井本人から西畑大吾経由で謝罪があった模様

という流れです。

 

詳しくは実際の概要欄を見てください

youtu.be

 

概要欄を読んだ方はわかると思いますが、言い方は優しいもののかなり直接的に釘を刺しに来ています。芸能人やっていたら常に批判は出ているでしょうし、いちいち触れていたらキリないにもかかわらず口を出してきているあたり今回は見過ごせなかったのでしょう。

 

そもそも、今回はオールスター感謝祭という「生放送中に」「大勢いる中」「コメントを振られた」わけですから、こういうことが起こっても仕方ないと私は思っています。当日リアルタイムで見てましたが、向井くんスベったな、としか思いませんでしたし、あの場面で「外れると思います」と発言したのは別に悪手ではなかったと思います。確かに応援するようなことを言えば無難でしょうが、高得点にあたっていても外れていても挑戦後にもう一度振ってもらえるかもしれないコメントでした。ただ、彼が不運だったのは、生放送だったということ。あとでいくらでも編集できる収録と違って生放送は、時間通りにきっちりかっちりやらなければなりません。向井君のコメントを深堀りできる時間的余裕もなく、ニノなら挑戦後にどうとでも処理できたでしょうが、結果としてスルーされスベってしまったという風な印象を受けました。あえて彼の発言に評価を付けるなら「収録番組なら面白かった」だと思います。

 

しかし、彼の発言はプチ炎上していたみたいです。あくまで伝聞調なのは、私がそのツイートをリアルタイムで目にしたわけではなかったから。概要欄を読んでからパブサしてようやく見つけたレベルです。普段の彼を知らない私のような人間から見ても、彼の発言に悪意があるとは思えませんし、実際にニノ自身も失礼に値する発言だとは露ほども思わなかったからこういう形でのフォローを入れたのでしょう。それなりに長い年数かけて二宮和也という男を見てきましたが、若かりし二宮和也のほうがよっぽどきつい物言いしていましたし、年齢を重ねてからも、特に親しい相手には相変わらずきつめの言葉をかけています。自分が他人にしている物言いよりはるかにマイルドな発言を失礼だと捉えるほど、二宮和也人間性は曲がっていないと思っています。

 

さて、前置きが長くなってしまいましたが、ここからが本題です。

この件を受けて私が感じたことは、一般人もSNSの運用を見直さなければならないということです。

SNSが普及し、多くの人が日常的に利用するようになった現代。特にTwitterというツールはその手軽さから反射的な投稿をしてしまいがちです。今回のようにテレビをみながら独り言感覚で感想を投げたり、自身の感じる不平不満を投げたりそういった使い方は多くの人が日常的にしていると思います。別にそれ自体を悪いことだといいたいわけではありません。ただ、そのツイートの矛先には自覚的であるべきだ、という話をしたいのです。

 

あなたにとってはただの独り言なのだと思います。しかし、ことTwitterという媒体においては、あなたの独り言は消えゆく音声ではなく、文字化され、インターネットの海に流されていきます。現実世界の独り言は、その場限りで、録音でもしない限り消えていきます。あなたの発言は、その空間を共有していた人だけが知るものです。けれども、文字化された「つぶやき」は、どこの誰であっても目にすることができてしまいます。その場にいない、あなたが知らない誰かさんもあなたの発言を知ることができてしまうのです。その誰かは、あなたが批判した、その人かもしれません。

 

実際に今回の件も、ファン*1の、失礼だという批判を向井君やニノ本人が認知していたことによって起きたことでしょう。そうでなけれなわざわざ謝罪*2があったということまで触れる必要がありません。

 

ツイートという誰でも手軽に気軽に閲覧できてしまう発言は、その矛先が誰に向かっているのかを自覚すべきだと私は思います。よく、「画面の向こう側には人がいるのだ」と言われます。抽象化された言葉に共感を示せない人もいるかもしれません。そんな人は近くのスーパーのご意見ボードを思い出してください。誰かがアンケート用紙に向かって殴り書いたご意見はスタッフ以外のお客さんにも閲覧可能です。あなたが店員だとして、名指しで批判されたらどう思うでしょう。自分なりに精いっぱいやっていたレジ業務が遅い、接客態度がなっていないとかかれていたら。そう考えれば少しはインターネットで悪口を書く意味と、その矛先について想像ができるかもしれません。

 

それでも、自分の思ったことをつぶやくのがTwitterだと言う人もいるでしょう。それはそれで構いません。ただし、そのツイートの主語を「みんなそう思っている」だとか、「推しもそう思っている」といって主語を大きくしたり変えたりしてはいけません。そう思っているのはあなた自身であってまったく同じ考えの人はそういませんし、あなたは推しの代弁者ではありません。あなたが失礼だと思ったことは、あなたにとって失礼なことであり、必ずしも推しにとって失礼に値することとは限りません。

 

ただのしがない一般人であってもSNSでは発言に気を配るべきだと、私は思います。なにか批判的なことを投稿するときには、それを本人が目にする可能性が低くないということを自覚しているだけでも、衝動的な誹謗中傷は減るのではないでしょうか。悪口を本人の目の前で言うことは、まともな精神状態の人間ならしないでしょう。結局は、「画面の向こうには人がいる」これに尽きるのだと思います。

*1:便宜的にそう呼びますが、誰のファンというわけではありません。むしろアンチよりなのではとも思う。

*2:ニノは伝言と表現していますが、そう表すことで向井君に非はないということを言いたいのでしょう。好き。